新生児の外出はいつから大丈夫?生後1ヶ月未満のお出かけはNG?

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『赤ちゃんの外出は、生後1ヶ月を過ぎてから。』

 

育児書に書かれていたり、一般的にもよく言われている事です。
その通り、赤ちゃんのお出かけデビューは1ヶ月検診やお宮参りまで待ち、
それまでは赤ちゃんもママも家でゆっくり過ごすのが思想的です。

 

でも…!「誰も手伝ってもらう人がいないから、退院後はすぐに買い物行かないと…」「上の子の園の送り迎え、公園、習い事…どうしても出かけないと…」いろいろな事情で生後1ヶ月未満でも外出を迫られる事あると思います。

 

私自身がそうでした。そんな時、私は『必要な時だけ、最短時間で』という事を頭において行動していました。

 

新生児連れで外出が必要なのはどんな時?また、生後1ヶ月はなるべくお出かけしないで乗り切る方法をご紹介します!

 

なぜ、赤ちゃんの外出は生後1ヶ月後から?

そもそも、赤ちゃんとの外出はどうして生後1ヶ月を待たないといけないのでしょうか? それには次のような理由が上げられます。

  • 新生児は体温調節機能が未発達
  • 新生児は抵抗力が弱い
  • 産後ママの体力と気持ちの回復のため

新生児は体温調節機能が未発達

大人の場合、脳が司令を出して体温を一定に保っています。
でも、生まれたばかりの赤ちゃんは体温調整機能が未発達、自分で体温調節を上手にすることができません。

 

外気温に影響されて体温が上ったり下がったりして体調を崩す原因になることも…! また、肌も薄くてとってもデリケート、直射日光や紫外線に注意が必要です。

 

新生児は抵抗力が弱い

『赤ちゃんは生まれてしばらくはママからもらった免疫があるから病気にならない』と、良く聞きますね。
確かに、母乳に含まれている免疫グロブリンという成分のおかげでママの持つ免疫を赤ちゃんにプレゼントすることができます。

でも、ママの免疫も万能ではありません。
もらった免疫が効かない病気にはかかってしまう可能性があります。

 

生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力が弱く、また飲める薬も少ないので 、
もしも病気にかかってしまうと重篤になる危険がある
その事を覚えておきましょう。

 

産後ママの体力と気持ちの回復のため

出産時におへそぐらいまで大きくなる子宮、その子宮が産後元の大きさに戻るのに3~4週間ほどかかります。昔から『床上げ3週間』と言われますが、この子宮の回復にかかる期間と一致するんですね。

 

分娩はママの数だけ個人差があり、とっても楽だった方や大変な難産を経験された方、様々です。
楽だった方は産後すぐでも妊娠前のようにササッと身軽に動ける方もいるでしょう。
でも、長い妊娠期間と出産と言う人生の中でも、最大級の大仕事を成し遂げたあなたの身体は 、自分が思っている以上にダメージがあり、体力も低下しています。

 

また、女性ホルモンが急激に変化する事により、精神的に不安定になる人もいます。
『産後ブルー』がひどくなると日常生活に支障をきたす事も…。 産後は可能な限り心身ともにゆっくりと回復につとめる事が理想です。

 

ママのお腹の中から出てきたばかりの機能が未熟な赤ちゃんと、妊娠・出産という大仕事を終えたばかりのママの回復、2人のために生後1ヶ月は外出は控えゆっくり、ゆっくり、安全な家の中で過ごしましょう…、と言われているのですね。

 

新生児の外出どんなケースが考えられる?なるべく避ける方法は?

先に挙げたような理由を考えると、赤ちゃんとママのために“生後1ヶ月未満の外出はしない方がいい。“…というのは「なるほど!」と納得できます。
でも、理想と現実は違うんですよね^^; あるんですよ!どうしても外出しないといけない時!

 

そんな場合は、『必要な時だけ、最短時間で』この事を頭において行動するようにしましょう! 具体的にどんなケースがあるか、ちょっと考えてみました。

 

  • 赤ちゃんの通院
  • ママの通院
  • 出生届などの手続き
  • 食材や日用品の買い出し
  • 上の子の園や習い事の送り迎え、公園遊び

赤ちゃんの通院

退院後、1ヶ月検診までの間に病院を受診する場合もあります。
新生児黄疸などの経過観察なら出産した産院で受診しますが、発熱・鼻詰まり・目やになどの気になる症状がある場合は、産院か小児科か何処で診てもらえばいのか迷うところです。

 

そんな場合は出産した病院に問い合わせてみましょう。「連れて来てください。」「小児科を受診して下さい。」など、どうすればいいのか教えてもらいましょう。

 

小児科を受診する事になった場合も、直接行かず、まずは問い合わせて下さい。生後何日目か? どんな症状? を伝え、予約可能か? 駐車場は? …など、気にあることがあれば聞いてみましょう。

 

病院を受診する際の基本的な持ち物

受付で必要なもの

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 診察券(初診でなければ)
  • 医療費補助の証明書

 

赤ちゃんのお世話に必要なもの

  • ミルクや授乳グッズ
  • おむつ替えグッズ
  • 着替え1セット
  • タオル、ガーゼ、テッシュ

 

次からのケースは、手伝ってもらえる人がいる場合は、代わりにやってもらったり、 赤ちゃんを見てもらっている間にママが用事を済ませたりできますが、私のように『誰も手伝ってもらえる人がいない』場合を想定して考えてみます。 全て『必要な時だけ、最短時間で』を心がけます。

 

ママの通院

産後すぐにママが通院しないといけない事もあると思います。 例えば、母乳育児の心配や悩みの負担を軽くしてくれる母乳外来。
母乳外来は出産した産院で受診できる場合が多いと思います。

 

妊婦健診・出産でお世話になった産院ならば気心が知れているので、新生児を連れて行っても安心感があります。 行き帰りは慣れるまで緊張するかもしれませんが、受診中は心配する事はないと思います。

 

また、母乳以外でも、発熱や風邪の症状などの体調不良も授乳中はお薬の事があるので、出産した産院や婦人科で診てもらった方が安心です。
「どの科を受診すればいいかな?」と思ったら出産した産院で問い合わせてみましょう。

 

出生届などの手続き

赤ちゃんが生まれたら、出生届の提出や児童手当の申請など…、 役所で手続きをしないといけませんね。
出生届は生まれた日を含めて14日以内に提出することが決められているので 必ず期日内に済ませましょう。

 

役所の手続きは、書類の記入や捺印、身分証明書の提示等、手がふさがるので 新生児連れで一人で行うのは正直大変です。
おすすめは産院からの退院時に、パパと赤ちゃんと3人で役所に行って手続きを済ませる方法です。

 

「赤ちゃんの名前は顔を見てから決める!」と言う方は、退院時まだ赤ちゃんの名前が決まっていないかもしれませんね。
そんな方は家に戻ってゆっくり赤ちゃんの名前を考えて下さい。そして、出生届はできたらパパに半日でも都合をつけてもらって一緒に行ければいいですね 。

 

1人で行く場合は、出かける前に授乳を済ませましょう。ベビーカーでスヤスヤ寝ていてくれたら嬉しいのですけどね。
横抱きの抱っこ紐やスリングで赤ちゃんを抱っこしながらでも書類が書けますので、抱っこ紐も持って行きましょう。

 

抱っこ紐・スリングはぶっつけ本番は緊張するので、必ず家で練習していきましょう。

 

食材や日用品の買い出し

日常の買い物…、ここは思い切って、いつもと全く違う方法で乗り切る事をおすすめします。

 

私が1人目の産後1ヶ月間利用したのは食材宅配サービスです。
私と主人の2人分の夕食の食材を、月曜日から金曜日の平日5日間×4週間宅配してもらいました。 産後体調を崩したこともあって、この食材宅配サービスは本当に助かりました。

 

その他の食材や日用品は、週末に主人に買いだめしてもらいました。
食材宅配サービスの他、生協やネットスーパー、アマゾンなどのネットショップ、 自分が動かなくても買い物できる方法はたくさんあります!事前に自分にあったサービスを調べておくといいですよ。

 

いつものスーパーでの買い物よりも少し割高になるかもしれませんが『赤ちゃんのため…家族のため…自分のため…産後1ヶ月はゆっくりしよう♪』と 、割りきって!たったの1ヶ月です。罪悪感など感じず、ゆったりした気持ちで過ごして下さいね。

 

上の子の園や習い事の送り迎え、公園遊び

1人目の時はパパに協力してもらえれば、手伝ってもらう人がいなくても生後1ヶ月は何とか乗り切ることができます。
問題は2人目が産まれた時!赤ちゃんの事よりも上の子の事の方が、ママの心配になることが多いんですよね。

 

保育園や幼稚園、育児サークル、習い事、公園遊び…、2~3歳ともなると1週間のスケジュールがびっしりって事も!

「思い通り動けない!」と焦り、「上の子にガマンさせていないか?」とハラハラ…! 育児に自信を失ったり、自分を責めたりしてしまうママも多いと思います。

 

でも、ここがふんばりどころ!利用できるものは利用して、助けてもらえるところは助けてもらって1日1日乗り切っていきましょう♪

 

気の知れたママ友はいませんか? サークル、習い事、公園遊びなど、一緒に連れて行ってっもらえませんか?

「思い当たらない」「みんな自分の事で大変なので気を使う」 そんな方は、国の子育て援助活動支援事業『ファミリーサポート』を利用する手もあります。

『ファミリーサポート』は子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人を結んでくれる制度で、利用した時間分だけ料金を支払います。
『ファミリーサポート』を利用するには会員登録が必要です。
「お住まいの自治体名・ ファミリーサポート」で 検索すると詳細が分かるので調べてみてくださいね。

 

2人目のお子さんのヘルプ的にご紹介しましたが、1人目のお子さんでも、もちろん利用できます。赤ちゃんを連れていけない冠婚葬祭など、ちょっと見てもらいたい時に便利ですよ。

 

私の体験談♪思い出せば子育て笑い話『初めて外出したのは退院したその日(汗)』

最後に私の体験談をご紹介します♪

お恥ずかしい話しで恐縮ですが、私は一人目の出産の時大変な事になりました。 ハッキリ言ってしまうと“ぢ”(-_-)。分娩時のいきみで、なる事があるなんて私は全く知りませんでした。

 

身体を動かす度に、ビリビリビリ~!!と激痛が走り、自分の病室から授乳室へも壁に手をついてソロソロとしか歩けない状態です。 ドーナツ型のクッションなしには座ることができません。

 

今思えば先生に早く相談すれば良かったのですが、初めての出産だったので 「そりゃ赤ちゃんが出てきたんだからしばらくは痛いんだろ~」(←どっから出てきたんや!と自分に突っ込む) って感じでした。
どこが痛いのかも分かっていなかった自分って…(-_-)

 

退院時の内診でかなりひどいことになっている事が判明。先生に「すぐに専門医に診てもらって!」と言われてしまうほどでした。

 

産院から車で5分の自宅につき、荷物を置いてホッとする間もなく病院を探し、約10後分には新生児の赤ちゃんを連れてコーモンカへGO!! 塗り薬を処方され、後は安静にしてるようにとの事。

 

赤ちゃんはA型ベビーカーに寝かせ、パパに待合で待っていてもらいました。 幸いとても空いていたので、受付から会計まで30分ほどで済み、その間赤ちゃんは泣かずに静かに寝ていてくれました。これが赤ちゃんとの初めてのお出かけとなりました。生後7日でした。

 

それから、治るまで自宅で赤ちゃんとひきこもり状態。その間は買い物は、先に紹介したように食材宅配サービスやパパにお願いして乗り切りました。

1ヶ月検診はパパが休みの土曜日に予約が取れたので一緒に行ってもらいました。1ヶ月が過ぎた頃にはずいぶんと良くなり、私1人で赤ちゃんをベビーカーに乗せて近くのスーパーまで買い物に行けるようになりました。

 

今思い出しても苦笑してしまう、ほろ苦いお出かけデビューでした。

そんなお恥ずかしい理由ではありますが生後1ヶ月はゆっくり過ごせた1人目…。2人目、3人目の時は「あぁ、1人目の時は痛い思いをしたけどゆっくりできたなぁ…」と懐かしく思い出す事になるのでした!^^;ちなみに2人目・3人目の時はおしりは無事でしたよ♪

 

まとめ

新生児の外出はいつから大丈夫?生後1ヶ月は外出は控えた方がいいって聞くけど、なぜ?どうしても外出しないといけないんだけど…!

この記事は、生まれたばかりの赤ちゃんの外出について考えてみました。

 

なぜ、赤ちゃんの外出は生後1ヶ月後から?

  • 新生児は体温調節機能が未発達
  • 新生児は抵抗力が弱い
  • 産後ママの体力と気持ちの回復のため

ママのお腹の中から出てきたばかりの機能が未熟な赤ちゃんと、妊娠・出産という大仕事を終えたばかりのママの回復のために 生後1ヶ月は外出を控え安全な家の中でゆっくり過ごす事が望ましいのです。

 

新生児の外出どんなケースが考えられる?なるべく避ける方法は?

  • 赤ちゃんの通院
  • ママの通院
  • 出生届などの手続き
  • 食材や日用品の買い出し
  • 上の子の園や習い事の送り迎え、公園遊び

どうしても外出が必要な時は、『必要な時だけ、最短時間で』を心がけて!日常の買い物は、食材宅配サービスやネットスーパーなどの利用がおすすめ。上の子の用事はママ友に手伝ってもらうか、ファミリーサポートなどの利用を考えてみる。

 

1人目の妊娠・出産・子育て…「これでいいのかな?」と不安な事だらけだと思います。私も、1日1日がすごく長く感じて「早く大きくなってくれないかな!?」なんてことばかり考えていたような気がします。

真っ只中にいる時は、余裕なんてないですよね。でも、赤ちゃんは少しつづ大きくなり、気がついた時には「いつの間にか、こんなに成長して!」とビックリして、柔らかくて温かくていい匂いのする、小さな赤ちゃんを懐かしく思い出す時がきっときますよ♪

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