新生児が寝ない原因は?効果バツグン!寝かしつけ方法5選もご紹介

新生児が寝ない原因 寝かしつけ・夜泣き

『赤ちゃんが寝てくれない…』
新米ママが最初にブチ当たる壁ではないでしょうか?

 

育児書には『生まれたばかりの赤ちゃんは1日のほとんどの時間を眠って過ごします。』って書いてるけど、なかなか寝てくれず、やっと寝てくれたと思っても、ちょっとした物音ですぐに目を覚まし泣き始めてまた最初からやり直し…。

 

赤ちゃんが寝てくれないと、産後間もない、ましてや1人目の赤ちゃんのママにとっては精神的にも体力的に辛いもの。「…もう、限界…」と感じてしまうほど、追い込まれてしまうママもたくさんいます。

 

「どうして寝てくれないの?」
「ウチの子だけなのかな?」

 

そう思って落ち込んでしまう前にまず、新生児の眠りや睡眠のメカニズムを知識として正しく知っておきましょう。「こんなもんなんだ!」と肩の力が抜けるはずですよ!

 

そして、効果的な新生児の寝かしつけ方法もご紹介します!「ウチの子はどの方法で寝てくれるかな?」と楽しみながら試してみてくださいね。

 

新生児の睡眠とは?

新生児の睡眠リズム

暗いママのお腹の中で10ヶ月過ごして生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の区別がついていません。自然の欲求のまま3~4時間おきに寝たり起きたりを繰り返します。

 

眠りが浅いので、ちょっとした物音や刺激でもすぐに目を覚ましてしまいます。新米ママを悩ます、いわゆる“背中スイッチ”ですね(汗)。

 

母乳をあげたり、おむつを替えたり赤ちゃんのお世話をするタイミングも3~4時間のこの睡眠リズムに合わせる事になります。夜寝て昼間活動する…という大人の生活リズムとはズレているので慣れないうちはとっても大変に感じるのですね。

 

家事や用事などやらないといけない事、たくさんありますよね、でも…ちょっとくらい手を抜いてでも、新生児のうちは赤ちゃんの寝ている時はママも一緒に休む…くらいしてストレスをためないようにしましょう。

 

新生児の睡眠時間

新生児の平均睡眠時間は14~20時間と言われています。
よく寝る赤ちゃんで20時間以上、寝ない赤ちゃんで12時間ほどで赤ちゃんによってかなり個人差があることが分かります。

 

ママは赤ちゃんの寝ている間にちょっとホッとしたり家事を片付けたいと思いますよね。睡眠時間の短い赤ちゃんのママは、よく寝てくれる赤ちゃんのママの話しを聞くと、

 

「どうして私の赤ちゃんは寝てくれないんだろ?」
「自分は余裕がないのに羨ましい…。」

 

と較べてしまうこともあるかもしれません。赤ちゃんの睡眠時間は個人差がある…と覚えておいて下さい!「寝ないのもこの子の個性♪」と、深呼吸して気持ちを楽にして下さいね。

 

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新生児が寝ない原因・理由は?

新生児の睡眠リズムと睡眠時間は分かりました。でも…睡眠リズム通りに寝てくれない時の方が多いかもしれませんね。眠いはずなのに、なかなか寝ずに泣いている時は何かしらの原因があるかもしれません。赤ちゃんの様子をよく見て、その原因を取り除いてあげましょう。

 

■生理的な不快感

・お腹が空いている

・ゲップしていなくて息苦しい

・便秘でお腹が苦しい

・寒い・暑い

お腹が空いている

生まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを上手に飲むことができません。 1回の授乳でお腹いっぱいにならず、すぐにおっぱいを欲しがることもあります。 また、もしかしたらおっぱいの出が思わしくなく足りていない事も考えられます。 ミルクなら与える量が分かりますが完全母乳の場合、 赤ちゃんがどれくらいの量を飲んでいるのか分かりにくいですよね。

  • いつもでもおっぱいを離そうとしない
  • 短い間隔でおっぱいを欲しがる
  • おっぱいの張る感じが弱い
  • おしっこ、うんちの量が少ない

…思い当たる事があれば、おっぱいが足りていないかも知れません。母乳外来に相談したり、ミルクを足す事を考えてみましょう。

ゲップしていなくて息苦しい

赤ちゃんはおっぱいやミルクと一緒に空気も飲み込んでしまいます。ゲップをさせて飲み込んだ空気出さないと、空気がお腹を圧迫して気持ち悪いと感じる事があります。授乳後は赤ちゃんを肩に担ぐように縦抱っこして下から上へ背中をさすってゲップ出してあげましょう。

便秘でお腹が苦しい

排便は赤ちゃんによって個人差があります。1日に数回ある赤ちゃん、2~3日に1回の赤ちゃん。赤ちゃんは便秘でお腹が苦しくてもママに伝える事ができません。日頃から赤ちゃんの排便リズムをよく観察して、便秘かどうか見極めて下さいね。便の出る頻度が長くなったり、量が少ないと感じたら便秘の可能性があります。便秘はいろいろな原因が考えられます。

寒い・暑い

暑さ・寒さで寝苦しいのは大人も一緒ですよね。ただし、赤ちゃんは体温調整機能が未発達なので、大人と同じ感覚で考えていると赤ちゃんにとっては、暑すぎたり、寒すぎたりする場合があります。

 

赤ちゃんが暑くないか?寒すぎないか?判断してあげましょう。ワキや背中に手を入れてみて汗ばんでいたら暑く感じています。寒いと感じている時の様子は、顔や手足の血色に注意してみましょう。赤ちゃんの手足は普段から冷たいですが、冷たさだけでなく血色が悪くなっていないか注意してください。顔も普段より青白くなっていませんか?

 

大人とは感じ方が違うので戸惑う事があるかもしれませんがしっかり見極めてあげて下さいね。また、泣き止まない時や、機嫌が悪くてグズる時にも暑さ・寒さのチェックをしてあげましょう!

 

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効果的な新生児の寝かしつけ方法

添い乳

私の経験ですが、3人とも新生児の時から添い乳に助けられました。
赤ちゃんとピッタリと寄り添って寝ながら授乳できるので、赤ちゃんも安心感と幸福感で満たされるのかすぐに寝てくれる事が多かったです。
ママも疲れた身体を横にできるのでありがたいですよね。
ただし、新生児の寝かしつけに効果バツグンの添い乳にもデメリットはあります。

  • ママ以外の人の寝かしつけでは寝なくなる
  • 飲み残した母乳が詰まり乳腺炎の原因に
  • そのまま寝てしまうのでゲップをさせられない

ママ以外の人の寝かしつけでは寝なくなる

添い乳で入眠するのがクセになり、ママ以外の人の寝かしつけでは寝なくなり困った人もいるようですね。
でも…赤ちゃんの寝る時間とパパの帰宅が重なった!など…ママでも添い乳できない場合もありますし、添い乳できな時、パパやばあばに寝かしつけをお願いする時は、下で紹介する他の寝かしつけ方法も試してみて下さいね。

飲み残した母乳が詰まり乳腺炎の原因に

授乳の体勢がワンパターンになり、飲み残した母乳が詰まり乳腺炎になる恐れがあるので、添い乳をする時は途中で左右をチェンジして、翌日普通の姿勢で授乳する時には添い乳の時と違う角度で飲ませてあげましょう。

そのまま寝てしまうのでゲップをさせられない

授乳後に必ずゲップをさせないといけない事もないのですが、吐き戻しのクセがある赤ちゃんや、初めての添い乳で心配なママは、赤ちゃんの背中にタオルなどをあてて斜めの姿勢になるようにしてあげると空気が出やすくなりますよ。

 

トントン

寝かしつけの定番“トントン”赤ちゃんの寝かしつけ…と聞いて子育て経験のない人でも一番に思いつく方法ではないでしょうか?
トントンは昔も今ももちろん効果的な寝かしつけ方法の一つですね。
肩や背中、お尻など優しくトントンしてあげて下さい。

トントンの時、私が気をつけていた事は自分もリラックスしてゆったりした気持ちになる事…。

ちょっと大げさかな?と思うくらい大きく深く深呼吸して「気持ちいいねぇ。安心してねぇ。」そんな気持ちが赤ちゃんに伝わればいいなと思っていました。
頭や耳の後ろを撫でてあげても気持ち良さそうでした♪

 

ベビースリング

幅の広い布で赤ちゃんをすっぽり包み込むように抱っこできるベビースリングを使っているママも多くなりました。
スリングの中では、赤ちゃんはママのお腹の中にいる時のような自然な体勢をとることができるので安心できるようです。
グズッてなかなか寝ない赤ちゃんもスリングで抱っこしたらコトンっと寝てしまう子も多いですよ。

私もスリング使っていました。その時はちょうどスリングが日本に入ってきた頃でした。インターネットで見つけて“カンガルーの親子のように赤ちゃんとピッタリと寄り添えます”というスリングが気に入って注文しました。スリングに入れてゆらゆらと揺らすとスヤスヤ気持ち良さそうに寝てくれましたよ。

揺らし方のコツですが、赤ちゃんは横揺れよりママのお腹の中で感じていた縦揺れのリズムの方が落ち着くそうですよ。スリングも体を左右に揺らすよりも、足踏みをしたり部屋をウロウロ歩き回るなどした方が効果が高いかも。

ちょっとしんどいかも知れませんが、「産後ダイエットにもなりそう!やってみよう!」と思われるママは一度試してみて下さい。

 

音(心臓・胎内音・テレビの砂嵐の音)


赤ちゃんがママの胎内にいる時に聞いているママの心臓の鼓動や血の流れる音に似せた音が30分流れます。

月齢の低い赤ちゃんほどリラックス効果が高いそうなので新生児の寝かしつけに活躍してくれます。

あたたかいママのお腹の中を思い出して安心して寝てくれそうですね。

実際に「効果があった!」というママの声をご紹介します♪

・産まれたばかりの息子の寝かしつけに聞かせてみたら10分くらいでスヤスヤ♪
・新生児の時から聞かせています。本当に魔法の音楽ですね。
・寝かしつけするのに毎晩助けてもらっております!

 

おしゃぶり

授乳のあとにおしゃぶりをくわえさせたら、そのままスヤスヤと寝てくれる赤ちゃんもいます。
おしゃぶりは新生児から使えるものもあるので試してみてはいかがでしょうか?

赤ちゃんが寝ない時や泣き止まない時に「おしゃぶりがあって助かった!」という声もよく聞きます。
ただし、添い乳と同じくおしゃぶりもクセになってしまう赤ちゃんもいるので、おしゃぶりを卒業するのに苦労する場合もあります。

また、歯並びや言葉の発達に影響があるとする考えも…。気になる方は2歳くらいまでにはおしゃぶりをやめるように考えておきましょう。

うちの子どもの場合ですが、おしゃぶりは誰も興味を持ちませんでしたが、上の二人の指しゃぶりには苦労しました。お腹の中にいる時から指しゃぶりをしている赤ちゃんもいるそうですが、うちの子もきっとやっていたに違いない…!と思います。

 

「寝てくれた!」と思っても…

「寝てくれた!」と思って、そぅっと赤ちゃんから体を放したとたん…ギャーーー。
また最初からやり直し…と目の前が真っ暗になってしまうことありますよね。
そんな時は赤ちゃんの眠りが浅いので、ちゃんと熟睡していることを確認しましょう。

  • ちょっとくらいの物音や話し声に反応しない
  • 体の力が抜けた
  • 寝息になった

抱っこやスリングで寝かしつけた後、お布団の上に下ろす時は、先に赤ちゃんのお布団を温めてあげるといいですよ。

 

まとめ

新生児の赤ちゃんがなかなか寝てくれない原因と効果的な寝かしつけ方法をご紹介。

 

新生児の睡眠とは?
新生児の睡眠リズムは3~4時間、おきに寝たり起きたりを繰り返し。
新生児の平均睡眠時間は14~20時間。

 

新生児が寝ない原因・理由は?

  • お腹が空いている
  • ゲップしていなくて息苦しい
  • 便秘でお腹が苦しい
  • 寒い・暑い

 

効果的な新生児の寝かしつけ方法

  • 添い乳
  • トントン
  • ベビースリング
  • 音(心臓・胎内音・テレビの砂嵐の音)
  • おしゃぶり

 

産まれて間もない小さな赤ちゃんのお世話をするのは大きな喜びではありますが、ママは妊娠中や出産の疲れが抜けず身体的・精神的にも不安定な状態です。無理をせずに、がんばり過ぎずに1日1日大切にしていきましょう♪

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